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季節外れの桜開花、暑さで狂い咲き?/横須賀

更新日:2013/10/12

連日の暑さで狂い咲き? 横須賀市長瀬にある街路樹の桜1本が季節外れの純白な花びらを開かせ、通行人が物珍しそうに見上げている。海沿いの歩道に数十本並ぶ桜で、枝先に5輪ほど花が咲いている。品種は、市の木に認定されている「オオシマザクラ」とみられる。桜の木は、港湾空港技術研究所の出入り口付近に立つ。同研究所の警備員は「この木だけには(研究所の)建物に遮られて海風が当たらない上に、日中はずっと日差しが当たっている。珍しいね」と話した。

ここ数日は全国的に暑さが戻り、11日の市内の最高気温は28度(天神島臨海自然教育園調べ)。横須賀市自然・人文博物館の学芸員、大森雄治さんは「急に寒くなったと思ったら暑くなり、桜が『冬を越した』と勘違いしてしまったのかもしれない。株全体というよりは、この枝に何らかの刺激があったのだろう」と分析した。通常は、夏以降に来春に咲く花のつぼみができ始め、秋に落葉。冬の休眠に備えるという。

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