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日米の市民が交流「メークフレンズデー」/横須賀

更新日:2013/10/20

在日米海軍横須賀基地の米国人関係者と、横須賀市民が友達づくりのために交流する「メークフレンズデー」が19日、同市大滝町の飲食店で開かれた。日米の両市民が食事を楽しみながら交流を深めた。

 参加したのは日本人22人、米国人24人。日本側は会社員や主婦、大学生らが集まり、米国側は同基地で働く男性やその妻たち。2グループに分かれて、それぞれ焼き鳥と地鶏料理の2店に交互に足を運び、会話に花を咲かせた。

 イベントの発起人は、幼児らを対象に「ネーティブによる英語絵本の読み聞かせ」を主催している川名亘子さん。日米交流の一環で初めて企画した。賛同した業務用食品販売・外食事業の「ヤチヨ」(同市日の出町)の鈴木孝博代表取締役が今回の実行委員長として知り合いを通じ、場所を提供した。

 鈴木委員長は「ベースのアメリカ人は、基地内で食事を済ませる人が多いと聞く。日本語メニューも読めないから足を運びづらい。外に出るきっかけになれば」と狙いを話す。

 両国の市民は街中で日常的に顔を合わせているが、気兼ねなく語り合える場は意外と少ないという。この日の料理で「枝豆が気に入った」と笑うダグラス・ビリーランドさんは「やっぱり言葉の壁が大きい。今日はとても楽しかったし、また来たい」と満足した様子だった。

 市内在住の大学生、葛綾乃さんは「ニュースで米軍関連の事件が取り沙汰されることもあるが、実際に会ってみたら距離が近く感じられた」と話した。川名さんは「みんなリラックスして、思っていたよりも打ち解けてくれた」と喜び、三本締めでイベントを終えた。

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