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市役所内にミニハローワーク、就労支援へ11月開設/横須賀

更新日:2013/10/21

横須賀市と厚生労働省神奈川労働局は21日、生活保護受給者らを対象に一体的な就労支援を実施するための協定を結んだ。11月1日から市役所内にハローワークの出張所的な相談窓口「ジョブスポット横須賀」を開設し、ワンストップのサービスで就労につなげる。

 新サービスの対象は、生活保護受給者や住宅支援給付受給者、児童扶養手当受給者(申請者、相談者含む)ら。市役所分館1階に専用窓口が設けられ、情報端末を設置し、ハローワークの職員数人が常駐して職業相談や職業紹介に対応する。

 市生活福祉課によると、市内の生活保護受給世帯は9月現在で、3948世帯(5355人)。高齢者世帯を中心に年々、増えている。吉田雄人市長は「中には就労できるのにもかかわらず、機会を逸してしまっている方々もいる。経済的な自立を促す仕組みが必要だと考えていた」と説明。受給者を減らすことで、市の財政負担の軽減にもつながるという。

 従来は、市が支援する対象者を選び、徒歩15分ほど離れたハローワークに同行して紹介するなど手間が掛かっていたという。久保村日出男・神奈川労働局長は「今後は市の福祉の窓口のすぐ隣に(専用)窓口を設置する。そこで求人検索や職業の紹介ができるため、就労支援実績の伸びが期待できる」と言う。吉田市長は「ミニハローワーク的な形で支援することで、市と同じ窓口のような印象のもとで職業紹介できる。ニーズを把握しながら、すぐに手当ではなく、就労機会のマッチングを図っていきたい」と話す。

 「ジョブスポット横須賀」は平日午前8時半から午後5時まで(祝日、年末年始を除く)。

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